アートアクアリウム

2014/07/30 アートアクアリウムに行ってきました。

07/11から09/23までの企画展で、日本橋三井ホールで開催されています。

アートアクアリウムとは、水中世界にLEDライトやプロジェクションマッピングなどの最新の演出技術を用い、水中アートを展開する新感覚の展示会です。

日本人に古くから親しまれてきた金魚を芸術に取り入れることにより、日本の美を表現し、また金魚は夏の風物詩ですから見ているだけで涼しさを感じる作品になっています。

会場内には雫か零れ落ちる音の演出がされていたりと、五感で"涼"を体感することが出来ます。

この空間を作り出すのは、アートアクアリウムの第一人者である木村英智さん。

木村さんが金魚をアートの1要素として用いるのは、金魚というもの自体が人の手によって創り出された芸術だからと言います。

その人の手で創り出されながらも自然の中の摂理で生きる金魚に、アートとアクアリウムを繋ぐ力があるのだと思いました。

「技術の先に、自然がある」と思わされます。

生きた生物を芸術として扱うことに対して、賛否両論はあるようですが・・・

ただ綺麗だったで終わることなく、この芸術を通して、美しいものの見方、命あるものの尊さを考える機会となったらいいと思います。

日本橋だけでなく、六本木と名古屋でも開催されますので、ぜひ訪れてみて下さい。