青森県立美術館
青森駅からバスに揺られること20分、県立美術館に到着です。
まず帰りのバスの時間を先に確認、時間遅れると周囲ほとんど何もないのでお気をつけ下さい・・・。
壁一面白の建物が雪と一体化して見えました。
設計は青木淳さんです。県立美術館設計競技と題し、伊東豊雄さんを審査委員長にしたコンペを開催し見事、青木さんが最優秀の栄冠に輝き建設されたようです。
この美術館の造形は隣の三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て、設計されました。幾何学的に切り込まれた地面、隙間を持ちながらかみ合う凹凸から、そのコンセプトを窺い知る事が出来ます。
外観も内観も白で統一されていますが、その隙間に土の床や壁が露出し、対立しながらも共存する空間を作り出す、現代的な美術館となっています。
地上2階 地下2階で主に展示室は地下に設けられています。
展示作品は絵画だけでなく、陶器や小家、立体造形など多岐に渡り青森県出身の芸術家を初め多くの芸術家たちの作品を鑑賞する事が出来ます。
今回の一番のお目当て・・・
あおもり犬!!!
頭に雪、ご飯のお皿に雪、かわいそう!!
ここだけ撮影可です。晴れていれば、外に出られるみたいです。
アレコホールにはマルク・シャガールによるバレエ「アルコ」の背景画が展示されています。
私はシャガールの絵が大好きなので、大きな吹き抜けの特別室でゆっくりと鑑賞できて幸せでした。
バスの時間まで美術館に居座ることに。外もだいぶ暗くなりました。
なんでこんなブレブレなんだろ・・・。この写真以外ないのに。
ライトアップされるとまた違った姿を見せてくれます。
美術館のマークの光が屋根に当たり、幻想的でした。
余談ですが館長は鷹山ひばりさんで、鷹山宇一記念美術館の館長と同じ人みたいです。
これにて青森旅行終了です。
お土産買う時間が全然なくとても残念でしたが、ねぶたリンゴジュース的なやつと好物の南部せんべい買えたので良しとする!
そして帰りは寝台列車「あけぼの」で1泊します。
お別れを惜しむたくさんの鉄さんに混じり撮影。
この旅行記読んでくださっている方々には鉄子ってバレますね・・・。
ほんとに幸せな電車での夜でしたー、ありがとう「あけぼの」!
話が逸れたのでまとめますと、
建築雑誌やアート関連の記事で青森県の美術館を度々見かけていたので訪れてみましたが、どちらも現地に行ってみないと分からない素晴らしさ、感動がありました。
やはり興味を引かれる美術館や建築物には実際に自ら足を運ぶことが大切ですね。
多くの芸術家たちのメッセージを五感で感じ取り、少し成長出来たような気がします。
最寄り駅に着き、翌日の授業の課題が終わってない事に気がつき現実に戻されたのは言うまでもない。チャンチャン。