ホキ美術館
2014/05/02 晴天の午後、ずっと行ってみたかったホキ美術館に行ってきました。
千葉県土気駅からバスで5分。住宅街に突如現れた黒い箱に圧倒されました。
ホキ美術館は、日本初の写実絵画専門美術館で、2010/11/3に千葉市緑区に開設されました。地上1階、地下2階の三層から成り、長い回廊状のギャラリーが特徴です。その一部は鉄骨造によって空中に浮き、森も写真のように切り取られて見えます。
感動したのは、ピクチャーレールのない展示室、天井に埋め込まれたLEDとハロゲンの照明、長時間の鑑賞に疲れないゴム素材を床材に採用するなど、他に類を見ない設備です。そのすべては写実絵画をより自然にゆったりと鑑賞してもらいたい気持ちの表れなのだと思います。
写実絵画というものに触れる機会もなかったので初めて鑑賞しましたが、写真のようで写真でなくて、その精密さと美しさに引き込まれました。写真には焦点がひとつですが、絵画には画家がいくつも焦点を取り入れる事が出来るため、写真よりも一瞬をありのままに捉えることが出来るようです。
ホキ美術館の隣に昭和の森という大きな公園があったので立ち寄ってみました。
園児や遠足をしている児童がたくさんいて、とても微笑ましかったです。
帰りは天気もよかったので歩いて駅まで向かいました。25分くらいでしたが、千葉県自体にもあまり訪れた事がなかったので、自然や町を散策できて楽しかったです。
地域にとけ込む美術館、とてもすてきな設計だと思いました。