ぷらっとりっぷ

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青梅さんぽ

2015/12/04 久しぶりの晴天のこの日、朝から予定していたバイトが急遽なくなり、学校の課題もまぁ急ぎではない、、これはお散歩に出掛けるしかないな、と。(笑)

 兼ねてから東京近郊で行きたい場所としてマークしていた青梅に行って参りました。
(日記程度の記事で、内容薄いので悪しからず。)
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昭和のノスタルジーが漂うまち。

駅には懐かしい映画看板が貼られています。f:id:jyankshon:20151206162051j:image
懐かしい、と言っても私の知ってる時代ではない。(複雑)

 青梅駅に到着したのは14時頃。平日なので、混み具合はまぁまぁ。おばあちゃんグループが大半なイメージでした。もちもん私はひとり旅ー。

 青梅は多摩川沿いの青梅街道の宿場町として栄えたまち。古い町家が点在する旧青梅街道には、昭和レトロ商品博物館や青梅赤塚不二夫会館が古民家を改修し開館しています。
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隣合って建っているメインの観光スポット。

商店の軒先や壁面には、昔懐かしい映画看板が飾られていて歩いているだけで楽しいです。
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こんな路地なんかも残っています。

 青梅市は「映画看板のまち」として力を入れて町おこしをしているようですが、それは最後の映画看板絵師・久保板観さんが青梅出身だからだそう。

 赤塚不二夫会館が建っているのも、赤塚さんが映画看板にゆかりのある方だからですね。
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バカボン、全然知らないんだよなぁ。。
 三館共通チケットというものを購入して、見学。
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鏡にシェー!ってやって写真撮れる!!
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こういう1人客を悲しませる展示、嫌いじゃないよ。(笑)

2階には原画やトキワ荘の裏話などが展示されていて、ファンにはたまらない空間なのかなぁと思いました。
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極貧だった赤塚さんは机を買うお金すらなく、詰んだ漫画の上に板を載せ、窓の縁に引っ掛けて漫画を描いていたそう。

 もう1つは、昭和レトロ商品博物館。位置的にはこちらの方が駅に近い側。
中に入ると、昭和の世界が広がります。
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受付。

 展示は主に昭和の商品。
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今でも残るパッケージデザインたち。

 これらを展示する博物館を作ったのには深い意味があるようで、「パッケージは文化である」というコンセプトに感動しました。
戦前、戦後、高度経済成長時代を通じて、日本の企業は「よい品をより安く」生産することを目的として多種多様な商品を生み出していきました。
商品はその内容を重視され、入れ物である外装は見過ごされてきましたが、先に掲載したパッケージデザインのように、一目見ただけでその商品と認知されるロングセラー商品はもはや「記号」にまで高まっており、それは文化の一部ではないかということです。

 意義を見出さない人には「燃えるゴミ」とされてしまうパッケージ。それらを保護し展示する場を作る発想は素晴らしいと思いました。
今は、全国の収集家のネットワークを形成にも力を入れて情報のプラットホームを作ろうとしているようです。
この世界の奥の深さを感じました。

3つ目の建物は、昭和幻燈館。
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外観がとってもオシャレ。

 ここでは青梅出身の画家の方が恩返しとして展示を行っているようです。f:id:jyankshon:20151206170133j:image
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猫カワイイ。

 ジオラマもあって面白かったです。f:id:jyankshon:20151206170240j:image
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千と千尋の初めの方を思い出す。。

 三館共通チケットを買うと、最後のここでコーヒーを100円で頂けるサービスが。
肌寒い日だったので、有難いサービスでした。そういえばカフェとか周りになかったなぁ。

 それから駅の反対側に点在する町家探しにふらふら。
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お茶屋さん。
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普通のお宅もちらほら残ってて、東京でこういう場所があることにほっこり。

 2時間ほどで観光を終えました。
印象としては、メインの博物館や映画看板が点在していてそれを巡るようにまちを歩けるので、散歩が楽しいまちだと思いました。

 余裕のあるときは、東京ノスタルさんぽ(仮)また開催したいですー。
では。